90年代にあのクリント・イーストウッドが西部劇を作り上げたってことに脱帽したい。
そして、エンドクレジットで感動したい(した)。
昔相当悪だったウィリアムマニー(これ最早名無しの男やろ)が主人公であり、登場する多数の許されざる者。原題がunforgivenということで許されないという意味でこれが何に当てはまるか考えてましたが、恐らく全員。
不殺の誓いを立てれば殺さない今の映画と違ってしっかり殺すし、前のウィルに戻るというところが一周まわって新鮮に感じました。クローディアの母のウィルに対する心象が最初と最後のナレーションで変わってないのが、なんとも後味悪め。だけど、別に王道なストーリーを望んでる訳では無いので良いかと思いました。むしろ、あのラストは彼の罪に対しての姿勢をネッドの敵討ちという形で見ることが出来ました。
普通の西部劇と比べて異色に感じました。見る度に主人公の立場を考えてしまうと思いました。