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男はつらいよ 寅次郎心の旅路のtakakageのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

第41作。とうとう寅さんが海外へ、、、
ウィーンでの寅さんの浮き具合が凄い笑
今や重鎮俳優の柄本明のコミカルな演技もよい。マドンナの竹下景子、そして淡路恵子、38作から早すぎる再演で、38作見たのもこないだなので、違和感が笑

久美(竹下景子)のエリートやのに煮え切らん感じがもどかしく、マダム(淡路恵子)のさっぱり感がたまらなく、兵馬(柄本明)のウィーンでの謳歌具合がこちらまで元気になるような本作。マドンナの魅力がいまいちやから、シリーズの中で上位ではないが、松島やウィーンの美しい映像と合わせて、映画として十分楽しい。ほんますごいな、男はつらいよは、、

おじさんは否定したんじゃなくて、否定されたのよ、世の中に(さくら)
おい、お前がいないと会社が潰れるのか?
いいか、おれはな、この忙しい体にやりくりをつけて、今晩お前に付き合ってやろうといっているんだよ
ま、一言で言うと、旅人。稼業で言うと、渡世人ってところかな
そうさな、旅先で、ふるいつきてぇようないい女と巡り会うことさ。はぁ、うんちしてこよ
そうさな、これから宿を出て、吹く風に聞いてみるさ
「ウィーンです」「ほお、湯布院。そりゃ遠いなぁ」
こう思ってくれよ
詳しいね、先生
「みつおも大学出たらお勤め人になるんだろ?」(おいちょん)
→「お前なんかすぐに病気になるね。考えすぎる方だから。サラリーマンやめろ。で学者んなれ。な。でノーベル賞もらえ。」
→「無理だよ、学者なんて。」
→「そうか?んじゃ社長とこ行って職工んなれ。
気の小さな秀才が、ガキ大将に憧れるようなんだろ。(ひろし)
そうですねぇ、モーツァルトは興味ないね
さくら、人にはなまじ優しくするもんじゃねえなぁ。おれ、これからは個人主義で行くから
「見たような気がする、この方」「おれもいっぱい見られたような気がする、この方」
ええ、表向きは行商てことになってますけれども、ほんとはスパイみたいなもんですよ、私も
寅さんは故郷のかたまりみたい
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