アメイジング・スパイダーマンのあきっこのネタバレレビュー・内容・結末

サム・ライミ版と比べると主人公もヒロインも正統派美男美女なので、幾分スタイリッシュに感じる。トビー演じる冴えないピーターに勝手に共感してたので、アンドリュー版ピーターに謎の抵抗感を抱いていたけど、普通に良い人なのですぐ好きになる。煮え切らない関係性も今作のピーターとグウェンだとちょっとオシャレに見えるからズルいよね。
敵や学校のいじめっこまで含めて、ネームドキャラに根っからの悪人はいないという点も、青春映画的爽やかさを高めているかも。

映像・アクション面に関しては格段に進化していて、スパイダーマンがぬるぬる動く。NY市民の協力シーンは今回も健在でよかった。
そんな今作の1番の不満点はヴィランのリザード(コナーズ博士)。動機は崇高なものだったかもしれないけど、その着地点がトカゲって……。みんなをトカゲにする薬品をビルの屋上から撒くぞ～って、やってることがマジで『フィニアスとファーブ』のドゥーフェンシュマーツ博士と一緒で笑ってしまった。