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あずみ2 Death or LoveのTom2022のレビュー・感想・評価

あずみ2 Death or Love(2004年製作の映画)
4.0
先日見たあずみの続編です。前作で倒せなかった真田昌幸を打ち取ることが出来るのか。そして、刺客としての使命をまっとうし平和な世の中に繋げることが出来るのか期待しちゃいますね。

3人目の対象である真田昌幸を討つべく、刺客のあずみとながらは旅をしています。徳川側の天海を狙い襲って来る甲賀忍者たちとの戦いの中で、仲間が次々と命を落としていきます。そんな中、やりきれない怒りと悲しみを抱いて、たったひとりで真田勢に立ち向かいます。

あずみは、10人いた刺客の最後の1人になってしまいます。ただ、ただ、平和な世の中が来ると信じてここまで来ましたが、周りの人が次々に殺されてしまいます。そんな中でも、あずみは、刺客の道を進むことを決意します。どうして、ひたすら自分の使命を全うするため道を選ぶのでしょうか。

あずみのアクションシーンがなかなか良くて、見入ってしまいました。例えば、敵の忍者の一人である土蜘蛛との戦いのシーンは、ワイヤーを使ったトラップでとてもハラハラしました。また、最後の真田昌幸との戦いのシーンもなかなか良かったですね。

結構いろいろと考えさせられる映画です。原作の漫画の内容がすごくいいのでしょうね。刺客としての生き方や悩みや苦しみがいろいろと表現されています。自分の周りの人が次々と殺され、やりきれない気持ちの中でも、戦いのない世の中を実現するべく刺客の道を進んで行く。そして、最後の天海の前で真田昌幸に立ち向かうシーンでの刺客としての立ち回りなんて、とても考えさせられます。

なお、第1作目と同じ役者が似たような違う役で出演しているので、間違わないように良く見る必要があります。

前作に引き継き刺客の誕生からその使命を全うするまでの人生を捉えた見応えのある映画だと思います。この続編はもう作られないと思いますが、原作の漫画が読みたくなりました。
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