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今度は愛妻家のsumiccoのレビュー・感想・評価

今度は愛妻家(2009年製作の映画)
3.8
「もう終わってたんだよ、私たち」

このセリフを言われて
確かにそうだね、って納得できる夫って
何割いるんだろうなあ。

大したことじゃない
そんなに怒るようなことじゃない
いつものこと。

その積み重ねの危険性は
崩れるまで気が付けないものなんですね?
愛すべき男性陣の皆様?(笑)


自由で勝手がすぎる
カメラマンの夫を豊川悦司
献身的で明るい妻を
薬師丸ひろ子が演じています。

「被写体に興味があればあるほど
 いい写真が撮れるんだって言って
 昔は私のことよく撮ってくれたよね」

そこからもう
泣かずには観ていられなかったです。

ねえ、ねえってば
と追いかけられていたときに
向けなければよかった、
震える背中がすごく印象に残りました。

評価が高いのがよくわかります。

夫婦数組のグループで観て
沖縄旅行回想からの妻の本音をどう見るか
話し合ってみたりしたら白熱しそう。




余談

すごく不思議なんですけど
若い頃って
男性側には終わりが見えているのに
女性側が納得しないパターンの揉め事が
圧倒的に多かったんですよ。

それが何故か夫婦になると
妻側にはくっきりと見えているピリオドが
夫側にはまるで見えないという
真逆の相談事ばかり。

恋の終わりは男性にわかりやすく
関係の終わりは女性のほうがわかりやすい

ということでしょうかねえ…(笑)
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