dita

黒木太郎の愛と冒険のditaのレビュー・感想・評価

黒木太郎の愛と冒険(1977年製作の映画)
4.0
@ シネ・ヌーヴォ 57

実質主役(&ナレーション)の人の声って身長2メートルくらいある人の声よね…G馬場とかバレーボール選手とか。

さておき。

ここにもゲ…リバースのブツが。しかも塗れる系。「汚ねえモンを片付ける奴のどこが汚ねえんだ」ってめちゃめちゃいい台詞だと思う。そして観たあと家に帰ったら畳の上で猫がリバースしていたので映画と現実は地続きだなと思ったり思わなかったり。

林間で輪姦のアレはさすがにあかんと思うし、猫の扱いはもう少し丁寧に…って若干引いてしまったけど、押し入って説教垂れながらノミに食われ続ける邦衛が面白かったのと翌朝の緑魔子の晴れ晴れした「いーっ!」がかわいかったのでなんとも言えない気持ちに。

こういう作風は得意ではないけどちゃんとおもしろかったのは、映画全体に「責任」とそれに対する「行動」があるからなのかなと思った。面倒を見た者への弔い、戦争での個人責任に対する贖罪、未成年が人生を決めようとする時の大人の諭し。わたしも大人のおもちゃ…じゃなかった、大人として襟を正して生きよう。
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