スギノイチ

恋子の毎日のスギノイチのレビュー・感想・評価

恋子の毎日(1988年製作の映画)
2.5
恋子とサブは恋愛結婚した仲良しヤクザ夫婦。
しかし、サブの兄貴分の星永(梅宮辰夫)は隙あらば恋子を犯してしまおうと虎視眈々。
義理堅いサブはそんな兄貴にも仁義を通しつつ、ばったばったと悪いヤクザを倒す新宿のヒーローだ。
そんな中、敵対する組長・立花(室田日出男)が現れて…
というのが大筋のストーリー。ほぼ原作通りである。

全身下心の男・星永には梅宮辰夫はかなりハマリ役。
サブ役の松村雄基の「ぶっきらぼうイケメン」な感じも良かったし、マツやカヨも良い。
強いて言えば、恋子はもうちょっと白痴ギリギリぽい方が良かったかな。
しかし、メインのサブと恋子のドラマは寒い。
でもまあそこは原作でも茶番臭が強いし、ある意味原作通りか。
『恋子の毎日』という物語は主役2人の茶番よりも、周囲を取り巻く人々のサイドストーリーの方が魅力なのだ。
特にマツとカヨの話は原作序盤の泣き所だが、きっちり映像化してくれててよかった。
できれば毒薬仁を出して欲しかったが、まだ原作序盤の映像化だから仕方ないところ。
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