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ミリィ/少年は空を飛んだの一人旅のレビュー・感想・評価

ミリィ/少年は空を飛んだ(1985年製作の映画)
5.0
ニック・キャッスル監督作。

『ハロウィン』のマイケル・マイヤーズ役で知られるニック・キャッスルが監督・脚本を手掛けたファンタジックな人間ドラマの佳作で、父を亡くした少女と自閉症の少年の心の触れ合いを描きます。

父親を亡くし母親と弟と田舎町に引っ越してきた14歳の少女:ミリィと、隣家で暮らしている両親を飛行機事故で亡くした同年齢の自閉症の少年:エリックの出逢いと心の触れ合いを見つめたヒューマンドラマで、エリックを気に掛け続けるミリィの優しさによって、固く心を閉ざしていたエリックに明るい変化が訪れていきます。

児童文学によく見られる、空想が現実を凌駕していく様子を(ピーターパン的な)ファンタジックな味付けで映し出したヒューマンドラマで、心の自由と夢を抱くことそして信じることの大切さがハートフルに浮かび上がってきますし、主演のルーシー・ディーキンズの美少女ぶりに見惚れます。

蛇足)
ミリィが友達と観ていた映画は1955年制作『泥棒成金』です。
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