コロンバイン高校銃乱射事件が起こるそのときまでの、学生のリアルな日常。
学生役は、別に役者でもない実際の学生からオーディションを行ったもので、会話とかもかなりの自由度で撮影したらしい。
ある学生の日常生活の視点をその背後から長回しで撮り続け、鑑賞者をその日常に投影する。
とくに意味のないシーンが多く、ただこれがアメリカの学校のリアルなのか〜、と淡々と感じている時間がほとんどを占める。
そんな日常に急に不穏な影が射したときも、緊張感はそうそう映画のようには震わないって感じがむちゃくちゃ怖い。タイムラグがある感じとか。
犯人も極端に重いものを背負ってるわけでもないし、とにかく理不尽なリアルを追体験できる。
