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ドラえもん のび太と夢幻三剣士のssr701のレビュー・感想・評価

2.9
2月22日は猫の日!
ってことで未来の世界のネコ型ロボット
ドラえもんの映画を見てみます!(珍しく素直な理由)

アレコレ見まくっているのですが
最近もう10日間ほど全然手ごたえのある作品に巡り合えません
それでいよいよ「ドラえも~ん!」と泣きつくことにした次第です(どうでもいい裏事情)
ちなみにネトフリ見放題は3月3日までとなってます
これは慌てて見なきゃ…
(延長された上に今はU-NEXTでも見られます)

ドラえもんでダメならもうおしまいって気もしますが
そもそもわけのわからない長文を毎日書き込んで
喜んでるような人生ってもうすでに終わってるかもしれませんネ!

…深く考えるとつらくなりそうなので
意識をすっ飛ばして
いざ視聴開始!


(ネタバレあり&徒労感ありです)



のび太って「常闇(とこやみ)」なんて言葉を知ってるんだな…
とさっそく感心してしまいました
というかのび太に負けた気がします
名前を間違えて「のび犬」と書くようなのび太が…

でまあ昔のドラえもんの絵柄に安心して見ていたのですが
オープニングでなぜか数秒間だけ突然CGに…
これは必要ないのでは?
なんかがっかりさせられました


「寝坊して遅刻」「宿題を忘れる」
そして「廊下に立たされる」というダメ三冠王のび太ですが
帰り道では「昨夜きみは危なかったんだよ?」と
夢の世界の出来事をつぶやいてニヤニヤしながら
しずかちゃんの後ろを歩くという
違う意味でのダメさも見せつけてくれます
こんな人間にならないように
気を付けないといけませんね!
心の声は出さずにマスクと帽子は必須!
距離ももう少し取っておかなきゃいけないですよネ!
学びがある作品だなあ…(通報はお控えください)

そして無数の秘密道具を持ちながら
タケコプターと自分の勘だけを頼りに
のび太を探しに行くドラえもんには
無能警察的なものを感じるのでした
「いないならいないって返事して!」は笑いましたけどね
こういう笑いをさらっと入れてくるから
ドラえもんは楽しくていいですね
このあとものび太に対して
割と辛辣なことをしずかちゃんが言い放つなど
笑えるポイントがいくつもあって面白かったです

それから怪しい人物トリホーが登場しますが
どうみてもDJ KOOです
TRFもトリホーと読めなくもありませんネ!(強引)

それはともかくです!
みんなの夢を覗いて見てみるところで
「あれ?しずかちゃんはまだ寝てないぞ」
という展開が来ました
これは…
もしやアレですか!
アレに入ってるところですか!
もしくはアレを浴びているところですか!
 ↓
(3秒後)
「勉強中だ!」

何なんですか!期待させといて!
当時劇場でお父さんたちが怒号を上げて
スクリーンにものを投げつけたりしなかったんでしょうか?
そこへタイムスリップして
怖い思いをしたであろう幼女たちを慰めてあげたい気分ですよ…
(幼女に限定すんな)

まあ冒頭からパンチラが拝めそうで
まったく拝めない状態を連発して
ストレスを与えまくってたしずかちゃんが
妖精の姿で登場してあぐらをかいて
パンチラをお見舞いするという
サービスを発動してくれたので納得しておくことにしますネ!

さらには眠っているしずかちゃんの
お…
おでこにアンテナをチョコンとつけるだと…!?
いつからドラえもんは18禁の内容に…?
(汚れきったおっさんは黙っとけ)

それから魔法のホウキという名の
長い棒状のモノにまたがって「あぁー!」と
声を上げて天に昇り詰めるしずかちゃんも印象的だったのでした
どうせならここは「しずか…飛んじゃう!」と
叫ぶべきじゃないでしょうか?
(それじゃドラえもんじゃなくて
くりいむレモンになるぞ)

そして!ついに!いよいよ!
今度こそお風呂に入らなくてはいけない理由ができて
きっと劇場で見てたお父さん方もここで一安心したことと思います
のび太の全裸の方が衝撃的で
脳裏に焼き付いて離れなくなってしまったと思いますが…

んで結局はひみつ道具に頼るとか
大事なものが無くなっても長いこと気が付かないとか
(この時とりよせバッグはもう無かったのかな?)
回収すべきものをあいまいな指示だけで任せっきりとか
何だか雑な展開も気になります
命の重さがドラゴンボールの後半みたいに
軽く扱われているのも思わず首をかしげてしまいますね
1994年公開作品だからほぼ同時期ですね
(ドラゴンボールは1995年に連載終了)

あと分身の術もけっこう無意味な感じで
がっかりさせられましたし
最後の倒し方もなんかなあ…
道具の名前と使い方はうっすらとした記憶を頼りに
したってことなのかな?
なんか納得いかんなあ…


まあでもやっぱり単純に
ひみつ道具で切り抜けるところは痛快でしたね
とりよせバッグって四次元ポケットよりも
使えるものなのかも…
今回は混乱してヤカンとか出すシーンが無かったのは残念でした

それから「のび太のくせに生意気だぞ!」が
まだ時間半分ほどで
3回も繰り出されたのもある種の痛快さでした
あと「タヌキ」って言われるのも映画では毎回のお約束なのかな?
これもあると安心します


で問題のオチなんですけど…
関与はしてないはずですが藤子A的なオチと考えてもおかしくないような…?
イヤな終わり方でいい感じでした(ひねくれ者)


結論的には…
「もっと現実の世界で頑張らないとダメだよ!」
というドラえもんのセリフが
胸に突き刺さっていつまでも痛くてしょうがない作品なのでした


(余談)
6本腕のキャラが出てきますが…これはアシュラマン!?
そのあとゾウの化け物も出てきますが
これはマンモスマン!?
そしてその声はアシュラマンでおなじみの郷里大輔さんなのでした
ややこしいなあ…(何いってんの?)

(余談2)
ひみつ道具の「気ままに夢見る機セット」
で見られる夢のカセットのタイトルには
「マクドナルド・ダッグ」「バームクーヘンマン」
「ズボンの騎士」「ウゴウゴガール」「ウルトラ万太郎」
といったパロディがすらりとならんでいたのですが
その中に「盆栽の作り方」という渋いものが…
これだけパロディじゃない…ですよね?
これをのび太が選んで
地味に盆栽を作り続ける内容だったら
伝説の映画になったでしょうなあ…

(余談3)←しつこい
夢の世界に出てきたクマのお父さんが
「~でガンス」と話してて
もしや…?と思って調べてみたら
「怪物くん」(1980年版)のオオカミ男と同じ声優さんでした
やっぱりこの作品は藤子Fと藤子Aの
クロスオーバー作品だったんだよ!
な…なんだってーーーー!(MMR)
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