ロジスティック呑ちゃん

ミリオンダラー・ベイビーのロジスティック呑ちゃんのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.7
単なるスポ根映画だと思って、クリント・イーストウッドを侮った自分を大いに恥じた。見終わって暫くしても心のどこかに数々の感動の場面が浮かび上がる。映画のために鍛え上げられたヒラリー・スワンクのファイトシーンは見事だったし、最後の彼女の流した涙が忘れられない。そして相変わらず渋さの際立つモーガン・フリーマンの演技とあの語りが、作品全体の重さをつくりあげていた。自分だったらどうしただろう…?というこの映画のテーマが、頭から離れない。後から後から作品の良さが湧き出てくるようだ。