苦手なアメリカン・ニューシネマだけど、これは主人公の気持ちがわかりやすかった。
何者かになりたいけど、特別な主義主張を持っているわけでもないから何者にもなれない。でもひょんなことからヒーローのように扱われたりもする。あの時の高揚感は若い頃に感じたことがある気がします。
私が生まれるより前の作品だけどどこか懐かしく思えました。形は変わってもサイモンのような若者はいっぱいいると思います。
正直言うと少し退屈で、3日かけて鑑賞したんだけど
「いちご白書」の意味も初めて知ることが出来たし、見れて良かったです。
いちご白書→コロンビア大学の学長が学生の交わしていた政治的な議論を「所詮、苺が好きか嫌いかといった程度の議論だ」とからかったことに由来するそうです。