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やくざ絶唱のotomのレビュー・感想・評価

やくざ絶唱(1970年製作の映画)
4.8
大谷直子の謎思考回路が確かに後の松本千秋っぽい。いやよ嫌よで好きオーラ全開でありつつで、勝新以外のあっちこっちに桃色の何か振りまくヘンな妹感が堪らん。浴衣で来ましたわなんてシーンはツィゴイネルワイゼンの狐につままれるみたいなレベルで、川津祐介がまんまと籠絡されるのも無理はない。ミニスカートや砂まみれで頑張る大谷直子を挟んで勝新と田村正和(美形)のもみあげ対決は、全般的に勝新が勝ってるけども負けてるって云う絶妙な仕上がり。からの夜間にグラサンかけてトルコに凸するシーンが最高。
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