雲野まり子

スウィング・キッズの雲野まり子のネタバレレビュー・内容・結末

スウィング・キッズ(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

●なかなか良い映画だなぁと思って観いたらラスト、さぁ感動してくださいといわんばかりのドラマチックな音楽と“スウィング ハイル”の連呼にちょっとひいてしまった…93年の映画だからなぁ。時代かな。。
●アーヴィッドの自殺…ナチスが優生思想を使って色んな政策を推し進めたことを思うとつらいです
●ピーターとトーマス、最初はふたりともナチなんて毛嫌いしてたのに(若者らしい体制への反発)時代の流れには逆らえず。でもそんな中でも自分の目で見て感じて考えることをやめなかったピーターと集団に飲み込まれることで思考停止したトーマスの対比が興味深かった。現代にも変わらず通じるリアリティーがある気がする
●イデオロギーなんてどうでもいい。パパと同じ轍を踏まないで。とにかく無事で生きていて…というママの思いもリアルで悲しい
雲野まり子

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