ドルフィンキック

あいつとララバイのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

あいつとララバイ(1983年製作の映画)
3.9
中古ビデオ(VHS)を購入して、見ました。

ある日、ニッキ扮する主人公の高校生の研二が、町で、偶然、クラスメイトの麻生祐未さん扮する友美を、助けたことがきっかけで、恋をして・・・みたいなお話。

お話の途中で、物語に関係なく、突然、ミュージカル風に少年隊が歌いだしたり、踊りだしたり、バク転したり、秋吉久美子さん扮するぶっ飛んだ女教師が良い味を出していて、今ではありえない、クラスの男子生徒に対して、次から次へとビンタを炸裂させたり、教え子のニッキと付き合ったり、謎の不良「本牧レディ」が登場して、男子不良グループを、余裕で、叩きのめしたり、三原順子さんが見た目が大人っぽいので、高校生に見えなかったり、ラストの終わり方が唐突過ぎたりとありえない展開やツッコミ所満載でしたが、逆にその辺りが面白くて、かなり楽しめました♪

秋吉久美子さんと篠田三郎さんの恋物語にも、グッと来ました♪

それにしても、少年隊のキレッキレッのダンス&振り付け&バク転は素晴らしいですね。
特に、中盤のフロアでのダンスバトルのシーンは、とても気分が高揚しました。

「あいつとララバイ」や「あなたに今good by」は、名曲ですね♪

ヒガシのバク転(スワン宙返り=ロンダートからの後方伸身宙返り)は、正に、芸術品で、空中での姿勢が、とてもカッコ良いと思います。

あと、個人的には、コテコテの関西弁を使い、女子ながら、男子不良グループを叩きのめすもう一人のマドンナ役で、次期本牧レディ候補の渡辺千秋さんがツボでした。

ケンカのシーンは、単なる殴り合いや蹴り合いじゃなく、バク転を取り入れたり、ボクシングや空手を取り入れたアクション映画風のファイトスタイルの振り付けになっていたので、とても見応えがありました。なので、格闘映画としても、楽しめるかもしれません♪

本作は、少年隊が主役の映画ですが、ヒガシやカッチャンは脇役で、ニッキが主役と言っても過言ではないと思います。

マドンナ役の三原順子さん、渡辺千秋さん、ちょこっとですが、三好圭一さん、イーグルス、忍者のメンバーなども出演されていて、正に、アイドル大集合の映画でした♪

本作は、DVD化されていないようで、ビデオ(VHS)も、プレミアが付いているみたいですが、僕は、何年か前に、中古店で、数百円で、購入出来てラッキーでした。今後、DVD化を熱望致します♪

それから、最近、少年隊が、再評価されて、ユーチューブなどで、色々な方々が、彼等の素晴らしさを、語ってくれていますね♪

ジャッキー・チェン、初代タイガーマスク、少年隊は、皆さん、全て、カッコ良いので、憧れの存在なんですよね♪