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シン・シティのbackpackerのレビュー・感想・評価

シン・シティ(2005年製作の映画)
4.0
フランク・ミラーの超有名グラフィック・ノベル『SIN CITY』の映画化第1作!
個性的な3人の男の物語を、時系列をバラして展開するオムニバスストーリーです。

冒頭は刑事ハーディガンによる、連続幼女殺人犯である議員の息子、ロアーク・ジュニアの股の息子を撃ち抜いてスタート。
お次は豪腕の巨漢マーブによる、たった1晩自分を愛してくれた娼婦ゴールディを殺した犯人を負う復讐劇。
さらに続いて、腕っぷしの強いガンマンのドワイトが、娼婦街にやってきた自分の彼女のDV彼氏を娼婦たちとぶち殺したら、まさかまさかの警官で……。
そして最後に、冒頭のハーディガンの続き。
あれから8年、ロアーク・ジュニアの罪を着せられ独房にぶちこまれハーディガンのもとに、命がけで守った少女ナンシーのものと思われる指が送られてきたことから始まる、因縁にけりをつける物語。

ちなみに、この後さらに次のエピソードが続くのですが、それはこの映画では語られることはありません。

前編にわたりモノクロで、一部を着色することで特徴的な映像に仕上げています。
そのため、まるでグラフィックノベルそのものを読んでいるかのような映画になっています。

この罪の街で巻きおこる業深い事件の数々を、じっくりと堪能できる映画でした。
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