このレビューはネタバレを含みます
もとはしまさひでの漫画を原作とした実写映画『麗霆゛子(レディース)』シリーズの第4作である本作は、レディース「獄門女囚」にケンカを挑み続ける自分の気持ちに真っ直ぐなレイナ、そんなレイナを冷ややかな目で見るもどこか羨ましくも思っていた、自由奔放な母親に悩むリナ、不器用な生き方しか出来ずレイナに弟子入り志願した普通の女子高生ミナ、そして自身の恋のためにレディース「紅蓮」から身を引こうと悩む総長ナナの4人が織りなす青春ドラマが映し出されるわけなのだが、まず触れたいのは、本作は前作に引き続きMAXが主演を務めた作品ではあるものの、前作からの続編とは異なり、もとはしまさひでの原作漫画『麗霆゛子(レディース)』とは無関係の完全オリジナルとなっていますし、役名役柄も違う。全くの別物なので視聴の際はご注意を。ただ、ベースは前作と変わりはなく、主演を務めたMAXの演技力も向上していて成長が見られますし、脚本や演出も悪くはないです。前作と比べるとシンプルな内容となっていて、映像やシーン展開もごちゃごちゃしていないので観やすい。印象こそアイドル映画そのものだが、個人的には今作の方が好きですね。
