思わず東宝名画チャンネルの無料体験を開始してしまったので色々一気見してしまいそうになります。
子供の頃に萬屋錦之介のTV版の再放送をよく見ていましたし、愛着があります。
世界中でカルト作品として大人気なだけあって素晴らしく面白かったです。
もう若山富三郎が素晴らしすぎる。
時代劇史上で確実にTOP3に入る剣戟技術の高さと身体能力の高さはトンデモない。
後年の作品の様なぶっ飛んだアクションやシチュエーションはまだあまりなく、至極真っ当な時代劇です。
TV版の大五郎はどちらと言えば守られるべき存在ですが映画版の大五郎は拝一刀に負けず劣らずの殺人マシーンなのですがまだ一作目では控えめ。
賞金首たちが支配し無法を繰り返す湯治場でどんなに痛めつけられ馬鹿にされても耐え続ける拝一刀がついに大爆発し大殺戮を繰り広げ始めるシーンのカタルシスはトンデモナイ物があります。
ならず者達の首や腕が飛び散り血飛沫が舞うシーンで大五郎が若干微笑んでるのに後年のキリングマシーンの片鱗を感じます。
若山先生も体幹が異常に強いのか槍や薙刀を使って何人も敵を斬っても全然ブレないのが凄いです。