猫目

ロボコップの猫目のレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
3.7
近未来のデトロイト。殉職した警察官が警備会社によって人間の頭脳を利用したロボットとして蘇る。街の治安を治めていくが、人間であった時の記憶が蘇り、自分を殺害したマフィアを追いかけ始める。
もう少しドラマがあるのかと思ったけど、それよりは勧善懲悪モノで悪い奴はとことん悪かった。きっとこのオッサンも裏があるだろーなーと思って見てたら本当に裏があった。
街角のTV CMや、家庭で楽しむゲームがアレ、警察の共同更衣室など今ではあり得ない描写がたくさん。そこはポール・バーホーヴェン作品、近未来を舞台にしているようなので、社会風刺であったことを祈る。実際はこの後デトロイトの街は自動車産業縮小により衰退してしまうのよね。

ロボコップののカクカクした動きや、足の銃収納など細かいガジェット演出が効いています。ロボットとして目が覚めた時の目線を合わせる描写なんかは当時としては新しい手法だったんだろうなぁ。ED 209はコマ撮りしてるのかな?破壊力に重点を置いたために、足回りの機動が変で階段降りれないとか、動きが可愛らしい。
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