FREDDY

ゼブラーマンのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ゼブラーマン(2003年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

三池崇史が監督、哀川翔が主演を務めたSFコメディである本作は、アメリカの調査団が"人間以外の生命体が生息している"という調査結果を出したことで事の真偽を確かめるべく防衛庁が秘密裏に調査をはじめた、奇妙な出来事が多発したことで一躍有名となり、今では犯罪が横行する危険な町と化していた横浜市八千代区にある小学校で学年主任を務めていた冴えない教師・市川新市が、崩壊寸前の家庭に不満を募らせ、学校では生徒たちに馬鹿にされるという居心地の悪い日々に救いを求め、34年前にわずか7話で打ち切られた低視聴率特撮ヒーロー番組『ゼブラーマン』の自前のコスチュームに身を包み胸を躍らせていたとある日に、ゼブラーマンの話題で意気投合し仲良くなった転校生の浅野晋平にコスプレ姿を見せようと街に繰り出したところ遭遇した、傷害殺人事件の犯人を退治したことを機にゼブラーマンに扮して謎の生命体との戦いに身を投じていく様や、セブラーマンに隠されたある"真実"と対峙していく描かれた作品となっているのだが、印象としては、可もなく不可もなくといったところでしょうかね。主演を務めた哀川翔をはじめ、鈴木京香や渡部篤郎、大杉漣や柄本明などといったキャスト陣の共演は惹かれるものがありましたし、映し出される物語もツッコミどころは満載だが展開が気になるものとなっていて、決して悪くはないとは思いました。ただ、クオリティの低いCGは気になるところで、市川新市の息子がいじめを受けているという設定は理解は出来るが娘の援助交際や妻の不倫は果たして必要があったのか。過剰な設定に疑問を抱いてしまった。そして本作はSFコメディながらコメディ要素は薄味で笑いのツボが浅く、面白いと思わされるようなものはなかったですし、途中で飽きてしまったことも事実。暇つぶし程度の視聴が好ましい一作かと。
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