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ブレイブハートのkenのネタバレレビュー・内容・結末

ブレイブハート(1995年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

圧巻の戦争スペクタクル映画。スコットランドの英雄、ウィリアム・ウォレスの史実に基づいた映画。
スコットランド独立、自由を求める漢たちの団結と情熱、それを一瞬で無に返す政治的な裏切り、死の恐怖にも屈しない自由と自分との闘い。3時間あっという間だった。やっぱこういう映画好きだな。

ウォレスの揺るがない信念持ち続けて、戦い続けて、最後潔く死ぬ姿に目離せなかった。死んだ後に八つ裂きにされて首は橋に、四肢は東西南北に見せしめに送られたけど、逆にスコットランド人の奮起を煽って独立へ繋がる。ウォレスの自由への意志が繋がってよかった。金も貰わず交渉強気に出たり、闘い前のやり取りで煽ったり、血が沸る役だった、好き。王妃すら虜にする、流石にフィクションだろうけど。
拷問を前に、恐怖を感じつつも自分と闘っているところもかっこいい。
「そういう薬は頭を鈍くする。意識が薄れたりうめいたら俺の負けになる。」

青ペイントかっこいい。🔵
戦場にケツ並んでる姿一瞬なごまされた。その後、けつに矢刺さってたけど。
🍑🍑🍑 🏹🩸
棒で騎兵隊無力化するやつとか、罠気づいて納屋燃やすのとか好き。

序盤のウォレスの兄と父が殺されて帰ってきた場面から泣いちゃった。初夜権とかも理不尽すぎるし、前半からこれでもかってくらい原スコットランド住民の非道な扱いが描かれていた。花嫁あんな大人数に連れてかれる絶望感、、、 

ウォレスが成長して帰って、葬式で花くれた幼馴染と結婚したのに、、 でもこれがきっかけでウォレスの闘い始まる。ヒロイン役の人、めっちゃ自然美。
王妃との禁断の恋編も好き。信念にまっすぐな男はそりゃかっこいいわ。
王妃の、死に際の父の耳元での囁き、イギリス側からしたら1番ホラー。👶🏻🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

自由への純粋な闘いに焦点当てた分、ブルース始めとする貴族の裏切りや、イギリス皇太子のダサさが浮き彫りになった。
ブルース、RRRみたいに最後一緒に戦うのかなって思ったら、最後の最後まで裏切った形になってるやんけ!!後で戦うくらいなら父とかどうでも良いから加勢しろや!最後に美味しいとこ持ってくズルいキャラかと思ってたらマジでパッとしないキャラだったな。

透き通った匂いすら伝わる雪山頂からの絶景と、ケルト音楽が相まって哀愁と安らぎの余韻が響く。ケルト音楽が合間合間で挟まって良かったな。

メルギブソン、監督もウォレス役もやっててすごい。アポカリプトもそうだけど、結構グロいとこもはっきりうつすね。張りでて自分は好き。

「人は皆死ぬが、本当に生きるものは少ない。」

「彼らは舌の使い方を一つしか知らないのよ」🛏️

兵士のエキストラが腕時計とかサングラスしながら撮影してたせいで再撮影めっちゃかかったらしい笑
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