お話は、どうってことないドタバタ系だし、肝心の列車内でのエピソードが退屈に感じてしまうのだけれど、とにかくミヤコ蝶々とフランキーと伴淳の三人が、台詞を言い合ってるだけで多幸感がはんぱない。
コメディってこういう事だよな…

倍賞千恵子たちが働く中華料理屋の内装と制服がトゥーマッチでとても可愛い。
いま再現したら流行りそう。
綺麗だけど星が消えてしまったような、ひとみん刹那い。

長崎で長距離特急の車掌をしているフランキー堺は世話好きな性格
機関士をしている父伴淳三郎、乗務員として働く息子森田健作、態度のでかい女中ミヤコ蝶々と暮らしている
息子の恩師野添ひとみに想いを寄せているのだが、行きつけのチャンポン屋の娘倍賞千恵子に言い寄られてたじたじな日々
意を決して野添に求婚、それを知った倍賞千恵子は、、、

フランキー堺主演の喜劇旅行シリーズの第2作目
第1作目と続けての鑑賞、シリーズいうだけあって流れが似てる
登場人物の設定は異なるんだけど、似たような配置、ストーリーを展開する

主人公の父に伴淳、ヒロインに倍賞千恵子、想っていた人とは結ばれないって辺りが一致
前作で平均年齢高いなーって思っていたところで、息子役に若い森田健作を起用
年齢差の問題は伴淳もフランキーも17.8でこしらえたとか言う早熟設定w

長崎の名所を紹介しながら、仕事、列車内で事件が起こったり、三角関係だったりとなかなか楽しめた

そして今作では野添ひとみが出演してるの！それだけで見たかった、むしろ前作見たのも2作目から見るよりどうせなら最初から見るか的な感じで、このシリーズ見ようと思ったのは野添ひとみが目的w
前作で言う新珠三千代ポジション、ちょっと違うのはフランキーに求婚されてまんざらでもない様子だった点
あとは、大映時代に比べると着物なんか着ちゃったり大人な感じするけど、それでもまだ30前半で若いんですよねー、笑顔がかわいい！
でもストーリー的には引き立て役みたいな感じ

倍賞千恵子は小悪魔的なかわいらしさ、激しさもあって、なんか少し怖くなるw
前作同様に何故かフランキーにぞっこん
フランキーをゲットするため、酔いつぶれたフランキーを家に連れ帰り、何も覚えていないフランキーにうそぶき、その後できちゃったとウソをついてまで結婚しようとする

こんな2人にモテモテなフランキーがうらやましい、倍賞千恵子に何度も濃厚キスされて、タオル一枚の野添ひとみに迫られて(夢だけどw)

倍賞千恵子の妹役で、森田健作の彼女役でもあるのが江美早苗
初めて見た女優さんだけど明るくてかわいくて好印象、調べてみたらまさかの波乱万丈な人生、、、

あとは今作は歌謡シーンが多い、鼻歌交じりに口ずさむシーンも多いし、音楽もムードあるし、ピンキーとキラーズの歌唱シーンもある、ピンキーは俳優としてもちらっと出てくる(ちなみにピンキーとキラーズは知らなかったけど、わーすれられないのーあーのひとがすきよーって歌は聞いたことあった)

ちなみに前作もだけどタイトルはあんまり意味ないかと
後から振り返ったらどれがどれか忘れちゃう内容とタイトルな映画だと思う

フランキー堺の 喜劇 旅行シリーズ 全部面白い
渋谷ツタヤでVHSテープをシリーズ全作借りて、HDDにいれたなー