土の中からこんにちは太郎さん

少女〜an adolescentの土の中からこんにちは太郎さんのレビュー・感想・評価

少女〜an adolescent(2001年製作の映画)
3.0
1…2、3ボッ!な風呂焚機が懐かしい。
失敗するとガス臭くて1からやり直しのやつ。

見苦しいお話なのに演技や起承転結がきちんとしてるので観れてしまう。
絶妙なバランス。
奥田瑛二さんって卑怯でスケベで結局のところ小物、な役が似合う。
監督で主演というのは色々ズルい。
役得が過ぎる。
古い家屋と近代が入り交じる町並みも添えて…て感じがまたいやらしい。
とことんスケベったらしい映画。
夏木マリさんが凄むと湯婆婆で脳内変換された。
というか凄んで以降ずっと湯婆婆。
湯婆婆が歯槽膿漏に伴う口臭を気にしてるのは面白かった。

若いって良い。
生まれつき見目麗しいと尚良い。
多様性と人権の尊重という言葉が馴染み深い世の中になって久しく、表立ってこういうことを言うと当然以上に白い目で見られたり叱られたりする。
でも良い物は良い。
人権の尊重や秘すれば花にも頷けるけど、感覚その物ごと否定するのは違う気がする今日この頃。
結局みんな好きじゃん、美しい物事と限定モノ。
若い美しさ、良い。
これ以上の期間限定なんて無い。
でも、命有る限り一秒だって限定モノじゃ無いものなんてない。
老いも若きも関係無く生まれて死ぬまで常にオーダーメイドの限定モノ。
主要人物が押し並べて録でもないのに言動や行動がちょっと分かるのは、立ち振舞いにその辺が表れてるからなんだろうなあ。
知らんけど。