まりぃくりすてぃ

おしゃれ大作戦のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

おしゃれ大作戦(1976年製作の映画)
2.1
大して面白くないB級作であることは構わない。おしゃれ度がゼロなのが悲しい。意味不明な水前寺清子のステージで幕開けて、、八代亜紀も何のため?
1976年時点で最旬だったらしい岡崎友紀(ガンバリすぎで顔演技がちょい痛い)や由美かおるらを躍動させたのはいいけど全然ダサいってことは、当時の日本列島にはおしゃれな女性が一人もいなかったんだ?
いや、そんなことはないでしょ。ネット動画で見つけた資生堂のCM「マイピュアレディー」(77年)や、歌詞世界でいえば荒井由実の「海を見ていた午後」(74年)なんかの洗練は、今の目にも凄いから。

この映画は、デザイナーやパタンナーを養成するような学校を勝手にモチーフにしてるのに、そもそも監督も脚本家も、おしゃれなものを作ろうという気持ちを持ってない。当時売れてたんであろう「装苑」ぐらいは目を通して文化服装学院への取材ぐらいしておくべきだったんだろう。
まるで70年代頃から日本人は男も女も単に浮ついてばかりいたかのようにも思えてしまう。