このレビューはネタバレを含みます
2回目。と思ったら昔観たのは多分完全版ではないか…
子どもの頃テレビで見て、怖かったのは勿論だけど異様な集中力で見てたと思う。今でこそ死に様のバリエーションが大喜利みたいになってる映画はいくらでもあるけど、当時はそんな耐性もないし定期的にやって来る惨殺パートに自覚なく興奮してた。
大人になって見直して、なんじゃこりゃって感じ。記者とピアニストが探偵のように真相を探っていくのだけど、その様が所謂凸凹コンビの珍道中といった趣きで、全然笑えないどころか見てて気まずい。
対して、惨殺パートは今見ると若干のB級っぽさは否めないけど、序盤の幾つもの鏡が掛った廊下とかめちゃかっこいいし（ちょいリングっぽい）、からくり人形、熱湯地獄、挙げ句の果てに、エレベーターでの首チョンパからの転がる頭部を車ではねるまでの流れも完璧。恐らくテレビ版はコメディパート（一応ミステリ部分）をいい感じにカットしてたのかな。
