本日の一本。ここまでに2とRtBのシリーズを観てから鑑賞。
TVシリーズは宮藤芳佳を主軸にしながらも501のメンバーにも焦点を毎話合わせてキャラの掘り下げを行っていたが本作は世代交代の面があったのか服部静夏とのダブル主人公か…と思った矢先の宮藤復活である。困っている人は放っておけず、どこまでも助けに向かう姿は彼女のヒロイックな部分を強調している。ただ元軍人でありながらひたすらに向こう見ずで突っ走る様を一時間同じように見せられるのは見せ方が下手だなぁという気分になる。というか静夏のキャラをもっと見せてほしかった。まぁRtBありきで作ってしまったんだろう。
あの他の人が揃いも揃って芳佳をヨイショするのは見ててクエスチョンマークが浮かぶ。最終決戦のシーンを観ていると脳裏にキャプテンマーベルが浮かんでくるんだよなぁ。アベンジャーズいなくてもお前一人でどうにかなりそうっていうあの感じ。違うねんチームプレーでネウロイを倒していくのが観たかったのだけど、芳佳さんめっちゃカッケェッス！みたいな接待映画になっていたのは期待外れであった。見せ場を人数分用意してチームで戦うガルパンとの差を痛感してしまう。
シリーズ譲りの熱いストーリーと妙にこだわりのあるミリタリー描写は楽しめる一本。
