ゆうなてぃ

HACHI 約束の犬のゆうなてぃのレビュー・感想・評価

HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)
3.8
やっぱり私は動物が絡む映画はダメですね。

人間よりも感情を目だけで訴えてくるからなのか、秋田犬のハチの顔がアップで映る度に、えっぐいくらいに気持ちがキューっと苦しくなるんです。


しかも、忠犬ハチ公って日本人なら誰しも一度は聞いたことあると思うんですよ。
渋谷に銅像があるくらいなので。

この映画を見る前から、この映画は悲しい話だといのは知っていたし、だからこそ見るのを躊躇してしまうのですが…
やっぱり犬を飼っている私からすると、もっとなんかやり方あったんじゃないの?と思わざるを得ないんです。

だって、何年もたった1人で飼い主のお爺さんを待って、寒い時も暑い時もただその場で待ち続けたって、可哀想すぎません?

いやいや、自分が飼い主の立場なら、「もう待たなくていいから、暖かいお部屋でふかふかのベットでゆっくりお眠り」って思いません?
もうね、本当に見ててきつい。
頼むから誰か助けてやってほしい。

そう思い続けて、起承転結の結に物語は進むんですが…
まぁありきたりって言ったら、その通りの想像通りの終わり方です。
特にこれと言って、特殊なことも起きず、みんながよく聞くハチ公物語と同じ結末を迎えます。


色々とツッコミところ満載だし、色々と惜しいシーンが多い映画ではあるのですが、リチャードギアと秋田犬のハチの愛のある絡みは、この疲れた現代を生きる私たちには癒しになるし、
その後のハチの悲しみを思うと、えげつなく苦しい映画です。

もう一度見たいか?と聞かれると、前半40分で勘弁してくれと懇願する映画です。


ただ、どこかラストは一欠片の幸せを捕まえて終われたような気がするので、このスコアかなと思います。
ゆうなてぃ

ゆうなてぃ