ピザボーイである設定があまり生かされていないんだよなぁ。原題の「30 Minutes or Less」にしても、30分設定が生かされていない。
これについては後述します。
配達が30分以上遅れたらピザは無料!!
ピザ配達人のニック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、いつも規定の30分より遅れてしまう。ある日ピザの配達先で、銀行強盗を企てる2人組に脅され、10時間で爆発する時限爆弾を身に纏い、銀行強盗の代行を強要される。インド人の親友チェット(アジズ・アンサリ)に助けを求めたニック。
果たして彼らの運命は——。
10時間もあるやん…。
いや!やっぱりそこはさぁ!!
30分で届けます設定を生かそうよ!!
30分で目的の銀行強盗を成功させなければ、時限爆弾ボカンならわかる。
10時間もあるやん…(2度目)。
もしくは、ニックのドライビングテクニックが凄いとかならわかる。いや、確かに上手いんだけど、毎度30分を過ぎてしまうピザボーイっていう設定が邪魔じゃない?
BABYを見習え。
そして、ニックに銀行強盗を強要する2人がおバカ。
キャラとしてはジャイアンとスネ夫。
ジャイアンの父が、宝くじを当てて豪遊している。
このままだと、自分の遺産を食い潰されてしまう!!
父親をぶっ殺したい!
→殺し屋を雇いたい
→金がいる
→銀行強盗をする
→ピザ屋にでもやらせるか。…というのが、彼らの計画の全貌。
でも、そんな精巧な時限爆弾が作れるなら、それで親父を殺っちまえよ!!
でも!!
雇われる殺し屋役にマイケル・ペーニャ!!
キターーーーーー!!
ここはテンション上がった。
ジェシー以外はB級俳優陣の集まりなので、いつになくペーニャんの扱いが幾分格上な感じ。
早口ジェシーも相変わらず上手いし、ラストに伏線回収が小気味良くキマるし、エンドロール後のおまけ映像もおバカだし、そこそこ楽しい!!
ま、何がいいって82分という短さ。
残業続きの僕には、歓喜の尺。
忙しくても映画が観たくて、ジェシーとペーニャんが観たいなら、おススメです。