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埋もれ木のtのレビュー・感想・評価

埋もれ木(2005年製作の映画)
3.7
2015/11/9@ 早稲田松竹

冒頭で宣言されるように、物語だから何でもあり、なのである。
少女から女性への過渡期にある主人公の眼を通して、現実と幻影の数々が淡々と映し出されていく。
ラストの「埋もれ木」を取り巻く祭りのシーンでは、その対立のうちでファンタジーが勝利した事を宣言しているような、浮世離れしたイメージが連続する。
駆使されるCGは嫌味がなく、照明の塩梅も素晴らしい。とても文学的な印象の作品。
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