橘

読書する女の橘のレビュー・感想・評価

読書する女(1988年製作の映画)
3.5
「おフランス……」と呟いてしまう空気でした。
モロな諸々もなんとなくお洒落になってしまって。人物もファッションも小物もお部屋の内装も調度品も街角も全部絵になる。

人物像はともかく…マリーも倫理観謎だし、マリーを性的な世界観で朗読させようとしてくるお客さんたちもうーん、、、フランス。
チョイスされる作品で気付きそうなものだけれど、どんな本でも朗読するのがプロなのですね。
共産主義者なマダムも、蜘蛛とは?なメイドさんも。マダムのおかげで、ふわふわしてたお話がちょっとピリッと現実的になりました。

下半身不随の青年と、その盲目の友人のシーンは好きでした。このふたりを主役にしたお話は既視感ありましたがそれでもなんだか良かったです。ふたりとも嬉しそうにしてたので。



金髪ショートのミュウ・ミュウさんかわいいなぁ。この映画、彼女の魅力が8割みたいに思えました。




追記:こちらでMark作品が777作になったようです。くまが出てきてびっくりしました。
橘