福福吉吉

300 <スリーハンドレッド>の福福吉吉のレビュー・感想・評価

4.0
◆あらすじ◆
紀元前480年、スパルタの王レオニダスあてにペルシア帝国より使者が現れ、服従を要求する。レオニダスはそれを拒否して使者を殺害する。レオニダスはペルシアの大軍に立ち向かうべく300人の精鋭とともに戦場に向かう。

◆感想◆
スパルタ王レオニダスと300人の精鋭が100万にも上るペルシアの大軍を迎え撃つ戦いを劇的に描いた作品となっており、屈強なスパルタ兵たちの戦う姿は観ていて思わず力が入りました。

スパルタの王レオニダス(ジェラルド・バトラー)は戦いの化身のような人物で、服従などあり得ない誇り高き戦士でした。王自ら先陣に立って戦う姿は兵士たちの心情を鼓舞しており、この王となら死ねるという魅力にあふれていました。
レオニダスはペルシア軍を迎え撃つ軍事行動を起こそうとしますが、神託や評議会などスパルタの内政は全てペルシア帝国に懐柔されており、戦争を禁止されます。そこでレオニダスは300人の精鋭で「散歩」することにします。ここにレオニダスや300人の精鋭たちの精神的な強さを感じました。

敵となるペルシア帝国の王クセルクセスは自らを神と名乗り、世界の支配者としての自負のある人物であり、レオニダスに対しても当然のごとく服従するものと考えていました。しかし、レオニダス率いる300人のスパルタ軍をねじ伏せることができず、手段を択ばないようになります。あくまで施政者であって戦士ではなかったと思います。

本作の見どころは何といっても戦闘シーンだと思います。多勢相手にスパルタの兵士たちがガンガン倒していく姿が熱いものがありました。当然のごとく連戦が続き、兵士たちは疲弊していくのですがそれでも彼らの闘志は衰えず、立ち向かっていきます。

気持ちの高ぶりの抑えられない戦闘シーンに熱くなる面白い作品でした。

鑑賞日:2024年4月18日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ
(録画日:2023年8月5日)
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