ぽち

かくも長き不在のぽちのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.1
ハッピーエンドに持っていかず、本人だったかも分からないままのラストは落とし所としては実に上手い。
余韻が味わえる良いラストだ。

しかし全体的にどうもイライラしてしまう。本人と確認する方法が他にも多数あるのになぜ記憶を戻そうとする事しかしないのか。写真が残っていないのも不自然。身分証明書はどうなった?など色々考えてしまう。
ただ逆を言えばそれだけ感情移入しているという事だ。

アリダが少しオーバーアクトだがモノクロの映像にはマッチしている。
余韻が楽しめる作品だろう。
ぽち

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