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カオスのmikanmcsのレビュー・感想・評価

カオス(2005年製作の映画)
2.0
U-NEXTの新規入荷を眺めていて見かけたステイサム兄貴の本作。「へー、こんな映画あるんだ。知らんかった」と思い鑑賞しましたが、昨日の「ロスト・ボディ」に続き、無理矢理のドンデン返しものでした。

ある人質事件で人質を死なせてしまい謹慎中の刑事(兄貴)が、なぜか人質を取った銀行強盗の犯人(ウェズリー・スナイプス)から交渉役に指名されます。犯人は銀行を爆破して逃げたが、なぜか現金にまったく手を出していなかった。。。という発端から犯人の追跡捜査が始まります。そこから先はネタバレ防止で書きませんが、残念ながら、あまり期待しないほうが良いような内容でした。タイトル通り、カオス理論への言及はあるものの、無理矢理で全然納得感ないし。

役者はステイサム兄貴とウェズリー・スナイプスなので、見る側は当然、ガチのアクション期待するじゃないですか~。その期待の裏切られ感が半端なかったです。本作は謎解き・意外な結末に力点を置いてるらしくて、アクションは拳銃の応酬くらいしか無いんだもん。心なしか、本作の兄貴の表情はいつものギラギラした漢の顔ではなく、なんか柔和な印象を受けたんで嫌な予感したんだよな~。

まとめれば、兄貴とWSとカオス理論の無駄遣い、でした。

余談:劇中で「銀行強盗の犯人が、なぜわざわざ銀行の本店を襲ったのか?」の説明がなされますが、ITに疎い一般向けの娯楽映画とはいえ、あまりの雑な説明に怒りがこみ上げてきました。そんなこと、あるわけないでしょうが!!!!
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