coco

スパイダーマン2のcocoのネタバレレビュー・内容・結末

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ながら見でも面白いし、何度見ても面白い。
スパイダーマンは自意識がしっかりしてていい。
オタクで子どもで、献身的だけどちょっとズレてて。
大きな力とその責任に誠実だし。
「強さ」とは敵を打ち負かすことではなく、自分の弱さを相手に晒すことだよ、というシンプルなメッセージ。

スパイダーマンとして生きることは、弱い(冴えない)自分の人生を犠牲にするってことでもある。
「冴えない自分がスーパーヒーローになれた!」から一転、「大変な思いをして誤解され憎まれるくらいなら、スーパーヒーローはもう辞める」っていう葛藤、ピーターが子どもだからわかりやすい。
「子どもにこんな大変な思いを背負わせてばかりじゃいけないよね」というNY市民も頼もしい。
大きな力を手にする人は簡単に暴走するし、弱い子どもでも自分を助けてくれたスパイダーマンの手を取って助けようとする。

MJに思わせぶりなことをして行動させてばかりなところ、ほんと恋愛においてはお姫様だなピーターは。
MJはMJで相手を試してばかりだし、上昇志向が強いせいで選ぶ男はマッチョマンだし。

スパイダーマンはいいなあ。面白いな。
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