ハレ

シッピング・ニュースのハレのレビュー・感想・評価

シッピング・ニュース(2001年製作の映画)
4.0
原作者アニー・プルーが好きで本も読んでいる。暗く、重く、寒い映像が多い。ときたま、ユーモアや心温まる場面もあるが、原作を知らないと
この映画は少し退屈に思うかもしれない。主人公クオイルのケビンコスナーは賢そうなのでもう少しぼんやりした役者が私のイメージだったわ。でも中盤からはすっかりクオイルに思えたのはコスナーの力でしょう。女性陣の役者も強者揃い。中でもクオイルの妻ペタル役のケイト・ブランシェットのあばずれ度は迫力満点だった。

原作にはクオイルが生まれて初めて友人ができ、初めて家へ招待されたときにあまりの嬉しさで涙を浮かべるという私の好きな場面がある。でも映画ではすっかり省略されていて残念で仕方ない。

本編の他、監督解説など正味4時間ほどたっぷりと堪能させてもらった。
ハレ

ハレ