Uえい

バルタザールどこへ行くのUえいのレビュー・感想・評価

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)
4.0
スコリモフスキーのEOを見て、こちらも気になり視聴。
見終わった後、放心状態になった。

あらすじは、少女マリーはロバを飼い始める。ロバはバルタザールと名付けられ可愛がられた。その後、離ればなれになるが、十年後に偶然再開し。。

バルタザールというのは東方の三賢人からとっているのかな。最後に羊に囲まれたのもイエスの誕生を示唆していたのかな。

EOと比較すると、ロバよりも人視点のストーリー展開が多かった。こちらは、基本的にはマリーが主人公として話が展開する。人間の不条理というか、気まぐれというか、自分の意思で生きているようで、もっと大きな何かに動かされているような様子がロバ視点がある事で浮き彫りになってくる。
マリー演じるアンヌヴィアゼムスキーの口を半開きにした佇まいも、流されている感を凄く感じた。

また、66年の時代感はわからないが、車やバイクなど、徐々に機械が人間の生活を変えていっている様な時代の流れを感じた。
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