うそん

鬼畜のうそんのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
-
ポスターがもう怖い…

マイ清張祭り開催中。
3人の子ども。妾が突然現れて夫婦に押し付けていって消える。6歳3歳たぶん0歳児。
羽振りが良かった頃に持った別宅。経営する印刷工場が傾き、送金もままならない。

子どもたちが目障りな夫婦は手を下していくのだ。

緒形拳が気の弱いダメ男を、岩下志麻が鬼のような印刷所の妻を演じる。

子どもの頃緒形拳も岩下志麻も恐ろしく、触れてはいけない大人に見えたけど、画面の中にいるのは昭和を必死に生き抜く大人。ものすごく色々問題はあるけど。

夏の暑さの描写が気持ち悪さに拍車をかける。子ども何も悪くないのに…しかし昔は近所に妾宅があったりしたし、戦後の高度成長期、家族の形はかなり多様だったな、と思い出させた。



動物園にいる緒形拳がいい男すぎて目立ちすぎてた。やっぱり色気が凄すぎます。
うそん

うそん