シリーズ7作目。
寅さんの産みの母お菊が柴又を久しぶりに訪れる。しかしすぐに寅さんと口論に。嫁にくる人が多少問題のある女性でも、涙を流して有難がらなければならない程の出来損ないと罵るお菊。嫌気がさした寅さんは旅に出る。
旅先の沼津で津軽訛りの少女・花子と出会う。花子は知的障害があり、故郷の青森に帰れるよう電車賃を工面するなど面倒を見る寅さん。別れる際、迷ったらここに来るようにと”とらや”の住所を書いたメモ紙を渡す。数日後、とらやにあらわれた花子と再会し喜ぶ寅さん。
花子に対してかなり過保護で、今まで見た事のない寅さんだった。それまで惚れている感じでは無かったのに「寅ちゃんの嫁っ子になるかな…」と言われ、すっかりその気になってしまう。
しかし、福士先生(田中邦衛)が身元引受人として柴又を訪れると、花子と二人で青森に帰ってしまう。それを後で知り、激高する寅さん。
異色の作品だった。