オリザ

まぼろしのオリザのレビュー・感想・評価

まぼろし(2001年製作の映画)
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シャーロット ランプリング様(マリー)


車移動ためのシンプルトップス+パンツ姿も、食事会でのシックなドレス、赤いワンピース、日常のコート姿……すべての装いが美しくてふるえる。。


去年秋に、ふと観たランプリング様の『ともしび』で、何とすてきな俳優さんなのかしら…と気になり、本作も観てみました



"まぼろし"

良い邦題だなと思います


事故のあと、夫がそこに居るような幻覚をみる まぼろし

そして、自分が今まで見ていた夫は、(実は薬も飲んで悩んでいた)幻想だったのか……という まぼろし


休暇でたいへんなことが起こったけど、その後のマリーに狂気や悲壮感がまったく無いところが、少し怖くてそしてこの作品に引き込まれるところ


原題 sous le sable
も、まぼろし とか幻想 とかそういう意味なのかなと思っていたら

sous 〜の中に
sable 砂

それであのラストの描写か、、と、しびれてしまいました



良いタイトルと思うんだけど、
サムネ画に入っている筆文字「まぼろし」、
耳なし芳一のようで少しこわい
オリザ

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