いがらっしー

夕なぎのいがらっしーのネタバレレビュー・内容・結末

夕なぎ(1972年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ロミー・シュナイダーが美しくて魅力的でお洒落だから、それだけで満足でした。

実はこの作品、私は13歳の時に、『らぶ・かたろぐ78』(サンリオ出版)という愛の映画?ばかりを解説した本を読み、
『彼女は
二人の男の
愛のまなざしを
しっかりと 受けとめた』
と書かれた文章に、これからの女性の理想形?なのかしらと、ドキドキしながら、いつか観たいとずっとずっと思っていた。
それが、46年後、映画館で観られたなんて…

確かに彼女は、違うタイプの男性から愛されていた。
なのに、突然二人の前から消え、2年後、また二人の前に現れるところで話は終わる。
何故消えたのか?
消えた間に彼女は何をしていたのか?
男に依存しないで働ける力をつけていたのだ。
その上で、二人の元にまた現れたのだ。
これは今の時代の映画ではない。
あの時代にこんな作品が作られていたのだ。13歳の私が観ても、それが理解出来たかどうかは分からないけれど、出来ればあの頃の私に観せてやりたかった。
いがらっしー

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