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夕なぎのbennoのレビュー・感想・評価

夕なぎ(1972年製作の映画)
3.8
動くロミー・シュナイダーを初めて鑑賞…もぉ〰︎彼女の虜です⌯♡ྀི なんて可愛らしくてカッコよくて知的で健康的な女性ᰔᩚ …モンタン夫人のシモーヌ・シニョレの若い頃にちょっぴり似ているような〰︎✩⃛⋆*


ロザリーとセザールとダヴィッド…。
ひとりの女とふたりの男のストーリーです…。

原題は『César et Rosalie』(セザールとロザリー)…フランス映画ではよくある三角関係…『冒険者たち』や『突然炎のごとく』…『突然〰︎』に関しては原題も『Jules et Jim』(ジュールとジム)とふたりの名前…笑。

3人がそれぞれに自分を主張して…自分の信じる愛に正直に生きていく…この三角関係が成立するのはフランスならでは…。

ロザリー(ロミー・シュナイダー)は離婚後、幼い娘カトリーヌを育てながら通訳の仕事をし、少し歳上の恋人セザール(イヴ・モンタン)と同棲…彼は自動車や船などの解体業を営むバイタリティ溢れる陽気な人物…。

そしてロザリーの母の3度目の結婚パーティーで彼女はかつての恋人ダヴィッドと再会、動揺します…ダヴィッドはセザールとは真逆のタイプ…BDのアーティストとして、芸術肌で控えめではありますが、熱い想いを秘めています…。

今彼のセザールと元彼のダヴィッドの初対面が面白い…ダヴィッドのいきなりの告白…。

« Je vais vous dire la vérité, César.
J’aime Rosalie. »
 (正直に言おう、セザール…彼女を愛してる)

固まるセザール… « Êtes -vous sérieux? »
(真剣なのか?)

頷くダヴィッド……

そしてセザールのひと言…
      « Dommage! »(残念〰︎!)

「子供かっ!! 」と心の中でツッコミを入れちゃいましたっს 狼狽えながらの上から目線…今彼セザールと元彼ダヴィッドのマウント取り合いっს

今作通してイヴ・モンタンの演技が冴えまくってます…。直情、激情型でひとつ間違えるとDV彼氏ですが…兎に角真っ直ぐで子供っぽい…滑稽に見えてとっても可愛い…ただ近くにはいて欲しくないタイプ。

眩しいくらいに美しいロミー…サンローランの背中がパックリと開くシフォンドレスがとてもエレガント…ああぁぁ、欲しい!! スカーフ使いも素敵です。

映像では季節を巡る海辺のシーンが素晴らしく…小さなロミーを真ん中にして、腕を組んで歩く3人…日が暮れて青白く輝く海を背にした彼らのシルエット…うっとりため息が出ます…。

また、クレジットにはイザベル・ユペールの名も…どうやらロミーの妹役の少女…。

そしてエンドクレジットでも…
   avec la voix de Michel Piccoli …

ナレーターはミッシェル・ピコリのようです…。


3人の関係性は…?? ラストは、まさかの…笑ᰔᩚ
C’est un film à la française!! …
   まさしくフランス映画ෆ*



thanks to ; JTK 師匠࿐ ࿔*:・゚
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