喜羊

ケルベロス 地獄の番犬の喜羊のレビュー・感想・評価

ケルベロス 地獄の番犬(1991年製作の映画)
5.0
「人と付かず離れず、人と共にありながら、
決して人に心を許さない。
捨てられた恨みは深いが、
それ以上にご主人の匂いが懐かしい。
永遠のアンビバレントってやつですなぁ」


彷徨い犬の物語。
タンミーの後をついて住宅地を歩いているシーンは
カメラの高さからしてまさに迷い犬の徘徊。
冗長なまでに長いロードムービー場面は、
乾にとっての長すぎた3年間を表していると思う。
「…この3年間、いったい何やってたんだろう」
この台詞に全てが詰まっている。
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