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ジャック・ドゥミの少年期のBaadのレビュー・感想・評価

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)
3.9
ドゥミの映画の魔法の源、少年期の生活を妻のアニエス・ヴァルダがまとめた映画。

ドゥミの死の直後に上映された映画のようですが、ご本人のインタビュー映像もあります。

人形劇・オペラ・映画…第二次世界大戦直前から直後までのフランスの港町ナントで自動車修理店を営む労働者階級の家庭で育ったわけですが、お金持ちと言えないまでもそれなりの地道な豊かさもあり、両親ともに手先が器用であること、母親の聡明さが印象的でした。

最初はアニメーションから映画界に入ったというのも意外。

ドゥミの初期の映画には悪人はあまり出てきませんが、実際にも愛情豊かな人々に囲まれて育った人なんですね。

(2020/9/12記)
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