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ジャック・ドゥミの少年期

ジャック・ドゥミの少年期の作品紹介

ジャック・ドゥミの少年期のあらすじ

「わたしは残しておきたい。輝くばかりのジャックの少年期と夢見るようなあのまなざしを。」“ジャコ”は友人から映写機を借りたことで、映画に夢中になっていく。ある日、街の映画館に「白雪姫」がやってきた。少年の日の夢だけを信じて貫いたひとりの男が、死を目前にして目の前にいる...。生涯の伴侶であるドゥミの創造の源泉を、最愛の妻ヴァルダがフィルムに焼き付けた優しく切ない名作。

ジャック・ドゥミの少年期の監督

ジャック・ドゥミの少年期の出演者

原題
JACQUOT DE NANTES
製作年
1991年
製作国
フランス
上映時間
120分
ジャンル
ドラマ

『ジャック・ドゥミの少年期』に投稿された感想・評価

Kota

Kotaの感想・評価

4.2
“彼にとって少年期は映画のネタの宝庫。”

宝物みたいな映画。“ロシュフォールの恋人”などで有名なフランスの巨匠ジャック・ドゥミ。彼の少年期がその後の作品にどのように影響を与えたかを、モノクロとカラフルを混ぜ合わせて監督の奥さんアニエス・ヴァルダが美しく描く。

ジャック・ドゥミの自伝的映画なのだけど、それすらも忘れるくらいの没入感。シーンのあとにドゥミ本人の作品のワンシーンが続けて流れる事でどのように幼い頃の経験が映画に反映されているのか分かり易く、所々カラーになるシーンはまさにドゥミが当時その目で見て焼きついて離れない鮮やかさなのだろう。彼の主要な作品は観てから挑むとより楽しめると思う(無論、観ていなくてもこの映画だけで完成度が高いから問題ない)。

フランス映画×美少年がどツボな自分にとっては最初から最後までずっと眼福。少年期のドゥミは三つの歳で三人の役者が演じるけれどみんなとても可愛い…。40年代の戦争が影落とすフランスのナント地方で、当時の街並みやファッションが楽しめるのも醍醐味。建物や小物はいちいちお洒落。

ジャック・ドゥミは本来自分自身でこの映画を撮りたかったが、病気が進行して撮影が出来なかった。そこで33年間連れ添った妻のアニエス・ヴァルダが彼の代わりににこの映画を作った。ジャック・ドゥミはこの映画が公開される前年に亡くなっている。それでも映画に惹かれ全てを打ち込んで、世界中に数々の名作を残した“少年”は、確かにこの映画の中で生きていた。撮影で使われた家は本当にドゥミが育った家だという。
riekon

riekonの感想・評価

4.0
小さい頃から家族で映画を観に行って
おばあちゃんの素敵な歌を聞いて✨
良い家族ですね☺️
ドゥミの映画熱と愛がどんどん膨らんで
作品作り楽しそうでした🎥
彼の生い立ちは
作品に生かされているんですね
監督の作品のワンシーンが入って
凄く良かったです😊
ヴァルダのナレーションと
優しさを感じる撮影✨
素敵な作品でした☺️
ちろる

ちろるの感想・評価

4.0
妻 アニエス ヴァルダが夫ジャック ドゥミの少年時代を優しい眼差しで見つめているような作詞。
彼の記憶の中を探りながら、少年期に出会った景色や人間、そして体験などが少しずつのちのジャック ドゥミ作品に生かされているというのがわかるように沢山の彼の作品が劇中挿入されるのが半分ドキュメンタリータッチでユニーク。
数々の作品を作り出す商業監督ではなくアーチスト系監督ってやっぱり子供の頃からこんな感じでカメラに出会っていたのだなぁと一緒にワクワク。
この作品自体そんなにオールドムービーではないのに、かなり美術や音楽にもこだわりジャック ドゥミの若い頃の衣装やインテリアにもこだわりきってカラーシーンまでビンテージっぽい仕上がりになってたのがすごく素敵。
ジャック ドゥミの事についてもっと知りたい!そう思う人にはもちろんですが、これはどちらかというとアニエス ヴァルダの愛の溢れるラブビデオレター❤️
夫婦愛とは?って聞かれたらこれからは真っ先にこの映画思い浮かぶかもしれない。

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