ゆかちん

隣のヒットマンのゆかちんのレビュー・感想・評価

隣のヒットマン(2000年製作の映画)
2.8
ほほー。コメディなんやね。
何気に入り乱れる人間関係って感じ。
オズにとって三、四個くらい難所?があって、割と複雑さもあった。
無茶苦茶な話やけど、ブルース・ウィリスが渋くてカッコ良かった!



歯医者のニコラス・“オズ”・オゼランスキー(マシュー・ペリー)は、妻であるソフィの父親が不祥事で残した多額の借金を抱え、夫婦関係もとても悪かった。
ある日、彼らの家の隣に刑務所から出所した殺し屋のジミー・“チューリップ”・チュデスキ(ブルース・ウィリス)が引っ越してきた。
ソフィはジミーがマフィアに追われている事を知り、マフィアにジミーが近所にいる事を密告してお金をもらおうと考え、オズにマフィアのところまで行かせるーーーー。



ぶっ飛び設定というか、んなアホななことは多々あれど、脚本としては結構練り込まれてて、最後まで無駄なく進んでいくので良くできてるなと思った。
あちこち別からアプローチしてた人を綺麗に繋げて伏線回収的な解決法みたいなスッキリ感はあった!
何の変哲も無い主人公の歯医者設定がこんなとこで活かされるとは…。。
感情がすぐ面に出るオズと、全く読めないヒットマン。パニックになる主人公をなんやかやで導き、納得いかないまま次々進んで行く淡々さも面白かった。


しかし、オズの妻ソフィがアカンすぎて。
「悪い妻」というにはクソすぎんか?
自分の親の借金でもあるのに。あと、保険金のために夫を殺そうとするとか。
なんか色々とアウトすぎ汚すぎ。。。
あと、変な英語アクセントやったな〜。英語圏外の人が話す英語みたいな。
カナダ人を意識してるの?カナダ人は綺麗な英語話すイメージやけどな〜。


オズが、マシュー・ペリーの演技で「典型的な人の良さそうな人」て雰囲気がよく出ていた。
そこから機転を効かせながら勇気を出して果敢に渡り歩くのが、成長みたいなので良かった。
まあ、医師として不正をしたわけですが…笑。

ジミーの仲間フランキー役のマイケル・クラーク・ダンカン、映画版デアデビルのキングピンやった人か。
頼りがいあってよかったけど、なんか可哀想やったな。

シンシア役のナターシャ・ヘンストリッジ綺麗やった!ヒロインヒロインしてたな。
歯科の事務係ジルがぶっ飛びすぎだ。まさか暗殺者を夢見る人とか笑。素人のくせに色々うますぎやし。アマンダ・ピートがチャキっと演じてた。

ブルース・ウィリス渋くてカッコ良かった!
怖いけど人情ある、でも、やっぱ無慈悲!みたいな感じ。
名前はめっちゃ知ってるけど、あんまり観たことないねんな〜。脇役というか特別ゲスト的な役で出てるのは観たことあるけど。


マフィアを倒すだけとかではなく、マフィア、ソフィ、警察、ヒットマンたち…と、色々絡まって立ちはだかる壁を、主人公が愛を貫くというシンプルで強い真正直な心で乗り越えていくのは、ほほーとなりました。

まあ、なんやかんやでハッピーエンドやね。
可哀想な人は何人かいたけど。

一応続編があるみたいで。
ネトフリに入れば見てもいいかなー。
ゆかちん

ゆかちん