龍之介MARVELOUS

ア・ホーマンスの龍之介MARVELOUSのレビュー・感想・評価

ア・ホーマンス(1986年製作の映画)
3.0

前回に引き続き『狩撫麻礼』繋がりで久し振り又に観た

ラストで流れるARBの『AFTER '45』が凄く良いんだ


1986年・龍之介少年がまだ16歳の頃の話


新宿二丁目に有った屋台のおでん屋のカセットデッキから良く流れてた曲

音楽好きの白髪頭の髭が超長いおでん屋のオッチャンは極東会のヤクザだった

抗争か何かで太ももから下を失って義足を履いてた

歩くとガチャガチャうるさくて色々大変そうだった

片足を失ったせいでおでん屋とかのシノギくらいしか出来なくなった様だ

片足になる前の武勇伝をたまに自慢げに話してたが

オッチャンの声はガラガラで小さい

その上音楽が流れてるから毎回ナニ言ってるかわからなかった

基本どうでも良い自慢話だしスルーしてたw

とはいえこの店

実はブルーハーツの常連店

来た時どんな話してたのか気になるじゃんw

そんな時だけは夢中になって俺も聞いてたが…

ヒロトが…

マーシーが…

梶くんが…

河ちゃんが…

くらいしか聞き取れん

やっぱナニ言ってるかわからずイライラ



俺が行くと良く『ツケで良いよ』って飲ませてくれた

俺は『オッチャン!オッチャン!』って懐っこかったから可愛いかった様だ

とはいえ基本的に一見の客からはプチぼったしてたw

『金は金持ちから取る』って言ってた

俺には『今日は金要らん』って言ってくれたりした

俺はちゃんとツケを払いに来てた

多めに払ったりするとその分以上にサービスしてくれた

好きなオッチャンだった

新宿二丁目のオッチャンの店はニューサザエ出て右側に在ったけどバブル崩壊後

取り締まりがキツくなってその場所で営業出来なくなった

オッチャン元気にしてるかなぁなんて思ってたら

歌舞伎町でパンクス連中と歩いてるところに遭遇

ライブの帰りらしく若者と飲みに行くって言ってた

その後知り合いから聞いた話だけどなんかの病気が悪化して死んだらしい


この作品の話を最後に

コレは漫画の方が良い

松田優作監督

音量調整も酷いし粗が多かった

暗い松田優作のPVみたいだった

狩撫麻礼の世界観とはほど遠い

2度は観なくて良かったw

以上👋
龍之介MARVELOUS

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