ロッタちゃんとはじめてのおつかい、を先に観ています。はじめて～とあるので、あちらが前作かと思ったら、こちらが先でした。
はじめて～を観た時にはまだ自分にはこんなに大きな子供は居ませんでした。なので、ロッタちゃんが特別に独創的で利発で楽しい子供なのかと思っていた。いま、二人の娘の父親になってみて、いや、ロッタちゃんは年齢相応に普通の子供だな、と思いました。普通の子供で、普通に賢く、普通に可愛い。よく子供は純真だってなことをフィクションの世界ではいいがちですが、純真というのとはちと違うような気がしますね。結構わがままで、癇癪を起こしたりもするけれど、それでも可愛いのが子供ですね。
ロッタちゃんと隣家の優しいおばあちゃん(このおばあちゃんが凄く優しそうな顔してる！行動も優しいけど！)との交流、ロッタちゃんが大好きな「ブタクマ」のぬいぐるみバムセ、そしてロッタちゃんと赤いじてんしゃ。
ロッタちゃんが隣家のおばあちゃんに「ノアの箱船に子供の頃に乗ったの？」と聞くのが可愛らしいですね。「乗ってないよ」「溺れなかったの？」
うーん可愛い。全然違うんですが、うちの娘が夏休みに妻の田舎に帰っていて、電話口で「東京も８月なの？」と聞いたのをふと思い出しました。会話が成り立つようになったばかりの子供ならではのチグハグ感もいま、この瞬間だけのものと思うと尊いです。
