エム・バタフライのymkのレビュー・感想・評価

蝶々夫人の映画版という情報以上のことを知らずに観た（厳密に言うと、学生時代に必要があって観させられた、のが正確…）ので、後に監督がまさかのクローネンバーグということを知り驚き。「グロ映画監督！」という印象を抱きがちなクローネンバーグですが、よくよく考えれば『ハエ人間』も、映像のインパクトに負けないくらい、ヒューマンドラマ部分にも説得力がありますもんね。エム・バタフライにはグロテスクな描写は無いものの、同監督が撮ったというのも、立ち返ると納得です。