すとんこ

Black&White/ブラック&ホワイトのすとんこのレビュー・感想・評価

3.5
DVD所有

固い絆で結ばれた、軽薄ナンパ男のFDR(=クリス・パイン)と堅物バツイチ男のタック(=トム・ハーディ)のCIA凸凹コンビが、一人の女を奪い合うって話☆

CIA職員であることを最大限に活かし、″公私混同、職権乱用″上等で互いのプライベートを監視、あまつさえ干渉しまくります。

ほぼ同時に同じ女に惚れちゃった職場の同僚で、互いに命を預け合うほどの親友なFDRとタック。
しかし今回ばかりは譲れない!とばかりに敵意剥き出しで張り合う二人。

一応、任務中に国際的テロリストのハインリヒ兄弟の弟の方を殺してしまったために、兄から執拗に命を狙われるって展開もありますが、ほとんど添え物的扱いで、終始、女・ローレン(=リース・ウィザースプーン)の争奪戦がメイン・ストーリーとなります。

ようは女の二股恋愛で、二人の男を両天秤にかけてどっちを取るか?どちらとの相性がベストなのか(セックスも含む)?を計る話なのです。この辺にイラっとするタイプの方もおられるでしょうが、意外にもわたくしは楽しめてしまいました。

むしろ、やりたい放題のFDRにイラっとしましたね。美味しいところ全部持っていく上に、ラストでとある告白をするのですが、何でも話せば許してもらえると思っているアマチャン根性が腹立つ訳です。重い十字架背負ったんなら中途半端で投げ出さず最後まで背負って生きていけよ!なに途中で下ろしてんの!?よくいるよ、「実はあの時…ゴメンね、もう時効だよね?」とか勝手に自己判断で問題解決して、告白することで楽になろうとするヤツ。許せんですよ。

あ、話がそれましたね。
とにかく軽薄な恋愛模様がユーモラスに描かれ、ドンパチやカーアクションも楽しめるお気楽エンターテイメント。ま、このカップルもソッコー別れるやろな、ザマミロなんて心持ちで鑑賞するのが吉な一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
ローレン・スコット:リース・ウィザースプーン
フランクリン・デラノ・ルーズベルト″FDR″・フォスター:クリス・パイン
タック・ヘンソン:トム・ハーディ
カール・ハインリヒ:ティル・シュヴァイガー
トリッシュ:チェルシー・ハンドラー
ジョー・ヘンソン:ジョン・ポール・ラッタン
ケイティ:アビゲイル・スペンサー
コリンズ:アンジェラ・バセット
ナナ・フォスター:ローズマリー・ハリス
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