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フライ,ダディ,フライのAQUAのレビュー・感想・評価

フライ,ダディ,フライ(2005年製作の映画)
3.8
再鑑賞、金城一紀原作

普通のサラリーマン鈴木さんの愛娘、遥がカラオケに遊びに行った際に大怪我をして入院、駆けつけた鈴木の前に学校の教師2人と男子生徒が1人いた。
どうやらその生徒が遥に暴力を振るったらしくお金を受け取って無かった事にしてくれという一方的な言い分だった。
男子生徒の名は石原、自身もボクシングのインターハイにでる実力で父親も有名な政治家だった。
傷つくことを恐れ、何も出来ない鈴木は娘の遥を逆に叱り傷つけてしまう。
一晩考え鈴木は包丁を持って石原のまつ高校へ単身殴り込みに行くが出て来た1人の男子生徒にのされてしまう。
目が覚めた鈴木の前には数人の男子生徒がおり、実は乗り込んだ高校は別の高校で、鈴木をのした朴瞬臣が鈴木を鍛え直し石原と対決してみては?と提案される。
一晩考えた鈴木さんは娘に会いにいく為、石原を倒す為、特訓を受けることにする。

朴が登場する迄白黒で屋上の広がる青空をバックに朴がまるで舞い降りてきたかのように登場するシーンからカラーになるのが粋な表現で好きですね

朴瞬臣を岡田准一さん、鈴木役を堤真一さん、憎き石原役を須藤元気

観ると走りたくなる作品

とにかく岡田准一さんのストイックさが伝わってくる
堤さんも元々運動系出身なので敢えて出来ないようにしてるあたり演技は凄い

朴の心の内にあるトラウマを吹き飛ばす鈴木の親としての温かさ、結果のラストの2人が喜びあう姿に感動が重なります

金城さんの小説はこのゾンビーズシリーズは特に好きなので他の話も映画化してほしいところです

映画.com参照
娘を傷つけた男に復讐を誓った平凡なサラリーマンが、高校生たちの特訓を受け逞しい父親へ変貌していく姿を描いた青春ドラマ。監督は「油断大敵」の成島出。金城一紀による同名原作を基に、金城自身が脚色。撮影を「プレイガール」の仙元誠三が担当している。主演は、「Tokyo tower」の岡田准一と「着信アリ2」の堤真一。

フライ,ダディ,フライ
2005/日本
配給:東映
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